フッ素について
こんにちは。
豊中市岡町にある「なかふじ歯科クリニック」院長の中藤です。
今回はむし歯予防のために使われているフッ素について少しお話させてもらおうと思います。
フッ素は、むし歯にならない魔法の薬!!
と思われている方がいらっしゃるかもしれませんが実はそうではないのです。
フッ素が、むし歯予防に対して効果的と言われているのにはいくつか理由があります。
①前に「むし歯と食習慣」(http://www.nakafuji-dental.com/blog/post-9/)で書かせていただきました歯は食事のたびに脱灰と再石灰化を繰り返しています。
フッ素を塗布することでこの再石灰が促進され、むし歯のリスクを減らしてくれます。
②歯は、もともとハイドロキシアパタイトという難しい名前の結晶構造になっています。この結晶の中にフッ素がとりこまれフルオロアパタイトという構造になります。こちらの方が強度的に強くむし歯になりにくいといわれています。
これらの理由をふまえて、当院では大人・子どもに限らず、できるだけむし歯になりにくい歯質になってほしいため定期検診後には塗らせてもらうようにしています。
歯科医院で高濃度のフッ素塗布と、日々の歯磨きでフッ素配合の歯磨き粉(低濃度のフッ素)によるケアでむし歯になりにくい歯を作っていくようにしましょう。
また、高濃度のフッ素塗布は3~4か月に1回の塗布が効果的と言われています。多すぎても少なすぎてもいけません。
歯科医院でのケアやおうちでもケアについて、わからないことがあればいつでもお伺いください。