早い方がいいって本当?子どもの予防矯正がおすすめの理由

「小さい前歯が生えてきた」「はじめて歯が抜けた」など、歯の「生えた」や「抜けた」は、お子様の成長の証ですよね。

お子様のお口の中は、日々、変化しています。

「前歯が大きい気がする」「歯が重なって生えてきている」「なかなか大人の歯が生えてこない」といったようなお悩みや疑問点が次々とでてくることでしょう。

歯並びの乱れは、見た目だけの問題ではなく、全身の健康にも大きな影響を及ぼすことがわかっています。

小さな頃から予防しておけば、お子様の負担を抑えながら歯並びを整えられます。

遊び感覚で楽しみながら!子どもの予防矯正

予防矯正とは「歯並びが悪くならないように予防するための矯正治療」です。

言い換えると、矯正治療が必要にならないお口を作る取り組みです。

歯並びが悪くなる原因は、遺伝的なものだけではありません。

日常的な習慣やクセに影響を受けて、歯並びが悪化している可能性があります。

予防矯正では、お子様のお口のまわりの筋肉や舌を鍛え、正しく使えるようにトレーニングします。

その結果、永久歯に生え変わった後でも、キレイな歯並びを作ることができるのです。

子どもの予防矯正では、ブラケットやワイヤーといった矯正装置ではなく、マウスピースを使用するので、痛みや違和感が少なく、日常生活での制限はほとんどありません。

毎日、決められた時間を守って、マウスピースを装着し、トレーニングを行うことで、顎を広げ、歯が正しく並ぶように誘導します。

ご自宅で保護者の方と一緒に取り組むプログラムですので、スキンシップやコミュニケーションの時間として、楽しみながら取り組んでいただける治療法です。

予防矯正はお得!子どもの予防矯正を行う3つのメリット

整った歯並びはお子様への最高のプレゼントです。

予防矯正によって歯並びを整えることで、お口だけでなく全身にもよい影響を与えます。

1.抜歯せずに歯並びを整える

子どもの矯正は、顎の骨の成長を利用して行います。

成長中の骨は柔らかく、動きやすいのが特徴です。

予防矯正によって、顎の成長を促すことで、永久歯が生える場所を確保します。

十分なスペースがないまま永久歯が生えてくると、重なったり、横向きになったり、歯ぐきの中から出てこなかったりという状態になりかねません。

そうなると、歯を抜いてスペースを確保して、歯を並べる「矯正治療」が必要です。

大がかりな矯正治療では、お子様への負担が大きくなります。

予防矯正なら、痛みや違和感ほとんどなく、お子様にかかる負担を抑えることができます。

できるだけ歯を抜かないように、自然な状態で歯並びを整えるには、顎の骨の成長が止まる前から行うことが大切なのです。

 

2.むし歯を予防してお口を健康な状態に保つ

矯正治療の目的は、見た目を整えることだけではありません。

噛み合わせのバランスを整えることも、非常に重要なポイントです。

歯並びが乱れていると、汚れが溜まりやすくなり、さまざまなお口のトラブルを引き起こします。

キレイに整っていれば、簡単にお手入れできて、むし歯や歯周病を予防する効果があります。

感染症であるむし歯や歯周病は、治療しても再発しやすい病気です。

治療を繰り返しているうちに、どんどんと歯がもろくなりますので、病気になってから治すのではなく、ならないように予防することが大切です。

 

3.心身の健全な発育をサポートする

「噛むことは生きること」といわれるほど、毎日の生活に深く関係しています。

子どもの頃だけでなく、いくつになっても、全身の健康を維持するためには、しっかり噛めることが大切です。

 

4.顎の骨の成長を促す

食生活の変化などが原因で、顎が未発達なお子様が増えています。

顎が小さいために、すべての永久歯が並ぶスペースが確保できず、歯並びが乱れているケースが多く見られます。

顎が未発達だと、舌の使い方にも影響が出て、しっかりと噛めない状態になるのです。

放っておくと、顔つきや姿勢にも悪い影響を与え、全身の健全な発育を阻害します。

 

5.口呼吸を改善する

前歯が出ている方の多くは、口呼吸が習慣化しています。

口をしっかりと閉じることができないため、鼻呼吸ではなく口呼吸になるのです。

口呼吸が習慣になると、ウィルスや細菌が粘膜に付着しやすくなり、風邪をひきやすくなります。

また、お口の中が乾燥して、むし歯や歯周病になりやすくなったり、口臭を引き起こしたりすることもあるので、できるだけ早く改善しましょう。

 

6.発音がスムーズに行える

歯にすき間があると、そこから息がもれて、思っているように発音できないことがあります。

とくに、サ行が発音しにくくなる傾向にあり、人前でうまく話せずに自信を失ってしまうことも。

お子様が学校生活で困らないように、しっかりと発音できるお口に整えましょう。

 

7.歯並びをコンプレックスにさせない

思春期になると、見た目を気にするお子様が増えてきます。

口元に自信がないと、気持ちが後ろ向きになり、挑戦や成長の機会を失うことになりかねません。

コンプレックスを抱えた状態で、思春期を迎えることがないようにサポートしましょう。

子どもの予防矯正はいつから始めるべき?

予防矯正は、顎の骨の成長を利用する治療法ですので、適用できる時期には限りがあります。

・5歳頃から永久歯が生え揃うまでの時期に行いましょう

上顎がもっとも成長するのは小学校の低学年あたりで、個人差はありますが、10歳ごろには大きさが決まります。

その時期を逃してしまうと、予防矯正では効果が期待できず、大がかりな矯正治療が必要になる可能性があります。

予防矯正を続けていくためには、保護者の方の協力だけでなくお子様本人の積極的に取り組む姿勢が大切です。

したがって、早ければ早いほどいいのではなく、ある程度、話を理解できる5歳頃からのスタートがおすすめです。

・お一人お一人に適したスタート時期を専門医がご提案します

お子様のお口の中はお一人お一人で違うように、予防矯正をはじめるタイミングもそれぞれ異なります。

予防矯正は、保護者の方が思うよりも、スタートに適した時期は早く、適用できる期間も限られています。

「まだ早い」「子どもがしたいと言ってから」では、間に合わない可能性もあるのです。

お子様はもちろんですが、保護者の方でも、判断するのは難しいでしょう。

悩んだときはまず歯医者さんに相談してください。

 

豊中市のなかふじ歯科クリニックでは、お子様ごとに適したタイミングをアドバイスしています。

当院と一緒に、お子様の健全な発育をサポートしましょう。

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