歯科分野におけるDX(デジタル化)

こんにちは。
大阪府豊中市、阪急「岡町駅」より徒歩4分の歯医者
「なかふじ歯科クリニック」
院長の中藤信也です。
今回は歯科治療におけるDX(デジタル化)について少しお話させていただけらばと思います。
 

昨今、世の中では様々な事柄においてデジタル化が急速に進んでいるように思えます。そして歯科の分野においてもデジタル化の波が押し寄せてきています。
歯科治療において、まだ発展途上ではありますが、これまでとは全く違うアプローチが出来つつあります。

通常、歯科治療において被せ物等の補綴物や診断を行うために歯型が必要な場合は
粘土のような材料で歯形を取り、そこに石膏と言われる材料を流し込んで模型を作ります。
 

 

 

 

 

これをIOS(Intra Oral Scanner)、日本語で口腔内スキャナと言われる機械を用いて歯型をデジタルデータ化することが可能になりました。
このデジタルデータ化された歯型はCTで撮影したデータ等と重ね合わせることにより

①今まで以上に多角的に詳細な診査・診断を行うことができたり
②インプラント治療において、事前に詳細なシミュレーションができ
 サージカルガイドと言われるものを作製することにより
 事前にシミュレーションした治療を口腔内で再現することができ
③矯正治療において、視覚的にわかりやすく、どのように歯が動くが
 確認でき、いつでもシミュレーションしたbefore afterを
 確認することができるように
なってきました。

口腔内スキャナを用いることにより
①嘔吐反射等でこれまで歯型をとる際の苦痛が軽減される
②撮影した歯型をすぐに確認することができ、撮り直す場合も必要な
 場所のみで対応できる
また、歯型をデジタル化することにより、何度でも同じ模型を3Dプリントで出力することができ、一度決めた被せ物の形を何度でも再現することが可能になりました。



まだまだ歯科の分野においてはこれから発展していく分野ではありますが
歯医者、技工士の熟練した技術とデジタルが融合することにより
これまでに比べると格段に診断の精度が上がり、矯正治療やインプラント治療においてより精密な治療が、患者様の負担を減らしながら行っていけることに期待しております。
 

 

 

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